高額療養費の多数該当って?

相談者A子さん(45歳・会社員・標準月額報酬35万円)
持病の治療が長引き、この1年間で3月、5月、6月と医療費の
自己限度額を3回支払いました。
4回目から高額療養費多数該当になり、さらに自己負担限度額がさがると
思いますが、実は今通院してる病院を転院しようかと悩んでます。
もし転院した場合、この高額療養費の支払い回数がリセットされないか心配です。

answer
まず高額療養費の多数該当についてご説明します。
高額療養費として支給をされた月数が1年間(直近12カ月間)で3月以上
あった時は4月目から自己負担限度額がさらに引き下げられます。

自己負担限度額・多数該当(70歳未満)

    所得区分 自己負担限度額 ※多数該当
ア 標準報酬月額 83万円以上252,600円+(総医療費-842,000円)×1%           ※多数該当 140,100円
イ 標準報酬月額 53万円~79万円167,400円+(総医療費-558,000円)×1%           ※多数該当 93,000円
ウ 標準報酬月額 28万円~50万円80,100円+(総医療費-267,000円)×1%           ※多数該当 44,400円
エ 標準報酬月額 26万円以下57,600円                           ※多数該当 44,400円
オ 住民税非課税世帯(低所得者)35,400円                           ※多数該当 24,600円

A子さんの場合(標準月額報酬35万円)、3月・4月・6月と高額療養費を3月支給されてるので7月の医療費は
44,400円が自己負担限度額になります。ご質問にあった転院をされた場合の高額療養費の支給回数ですがリセットはされませんので安心してください。ただしご加入されている保険者がかわった場合には支給回数は通算されません。(例:保険者が協会けんぽから健康保険組合にかわった時など)

多数該当になり一安心・・

実は筆者の夫も同じ状況になった経験があります。夫は自己負担限度額がイの区分でした。治療内容によっては限度額の約17万円までいかない月、例えば15万や13万などの月もあり家計は本当に苦しかったです。しかし高額な薬剤の治療が始まり3月連続限度額を超えて、多数該当の限度額になりました。その翌月、夫は病院をかわりたいと言いました。もちろん筆者は夫のやりたいようにすてほしかったので賛成をしました。

・・しかし!
転院先の窓口で『多数該当はリセットされますよ』と誤ったことを言われ夫と愕然とした経験があります。もちろんリセットはされませんでした。自己負担限度額があるとはいえ、高額な治療が続くと、家計には大きな支出になりますよね。多数該当になり限度額がさらに下がった時は安堵したことをよく覚えています。

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